レーシック手術の感染症対策

レーシック手術では感染症を防ぐために様々な対策をとり、清浄な手術環境の確保が必要です。感染症が一例も発生していない眼科クリニックを選びましょう。

専用手術室として医療用クリーンルームを採用

専用手術室として医療用クリーンルームを採用し、全ての手術を行っているのが理想です。一言にクリーンルームといっても、様々な清浄度の「クラス」が存在しますが、高度な移植手術も可能なISO 14644-1「クラス6」相当および米国連邦規格209E「クラスM4.5」に適合したクリーンルームがよいでしょう。また、全手術室の清浄度測定結果も確認しましょう。

滅菌、消毒の徹底

滅菌器(オートクレーブ)手術器具は滅菌器(オートクレーブ)により衛生的に保たれているか。定期メンテナンスはもちろん、滅菌器はスタッフにより常時作動が確認されており、万が一、動作に異常があった場合は迅速に代替器で対応が可能か。手術室の外には、センサー感知型の本格的な医療用手洗い場を設置しており、医師・看護師の手指の消毒も徹底して行われているか。などが重要です。

使い捨て器具の採用

手袋、術衣、被布、サクションリングなど、患者様に触れる器具は使い捨て(ディスポーザブルタイプ)のものを採用しているか。コストダウンのための使いまわし等は行っていないか。が重要です。

眼科専門医による手術

手術はすべて、日本眼科学会に認定された眼科専門医が行う必要があります。
レーシックをはじめとする屈折矯正手術は、眼科専門医が行うことが必須条件です。

手術前点眼を必須としている

清浄な眼の状態で手術が迎えられるよう、抗菌用の目薬を術前検査時にお渡しし、手術前に最低1日以上点眼していただきます。そのため、検査でご来院された当日に手術はできないことが多いです。安全性を最優先し、手術前にはコンタクトレンズの制限期間も十分に設定した上で手術をお受けいただきます。

手術後定期診察を必須としている

手術に応じてそれぞれ術後診察の日程を設定している眼科クリニックをおすすめします。定期診察を設定することにより、万が一のトラブルも最小限に抑えることができます。また、外部の医療機関に術後診察を委託することもありません。最後まで責任を持って診察をしてくれるかも重要なチェックポイントです。